歴史には諸説があり、効果や効能についても必ず保証する記事ではありませんのでご了承ください。
世界最古の歴史を持つスパイスであり、「コショー」「ナツメグ」「クローブ」とともに、世界4大スパイスとも呼ばれるシナモンの、特筆すべきポイントを紹介していきます!
シナモンについて
【金】以上の価値があったシナモン
王侯貴族や中産階級の人々のあいだで常に重宝され、アジアでしかとれなかったシナモンは、古代では貿易の重要な要素であったため、ヨーロッパ諸国はシナモンをかけて激しい争奪戦を繰り広げ、時には金以上の価値だったと言われています。
甘みを引き立てるシナモン
シナモン自体に甘味はありませんが、他の素材の甘味を強めたり、引き出す効果があります。
代表的な料理やドリンク、お菓子には、インド式ミルクティーのチャイや京都の八ツ橋、インドカレーやシナモンロールなど、世界で広く使用されいます。
漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれるシナモン
漢方薬としても使われるシナモンには、美容や健康に良い効能がたくさんありますので、代表的なものをご紹介していきます。
血流の改善
身体を内側から温めて冷えを取り除き、血の巡りをよくする成分が含まれています。
白髪や抜け毛の予防
毛細血管によく、身体のすみずみまで酸素や栄養を届けることができます。
胃腸の働きを助ける
多くの胃腸薬に配合されています。
防腐剤としてのシナモン
【世界最古のスパイス】と言われるシナモンは、紀元前から存在していることが分かっており、古代エジプト時代には、ミイラを保存するための防腐剤として使用されていました。
現在でも、肉類を保存する際の殺菌防腐剤として使われています。
昆虫から嫌がられているシナモン
古代からシナモンの木には虫が寄り付かず、防虫効果があることで知られていました。
クローブ同様、昆虫忌避(きひ)効果のあるオイゲノールが含まれているだけでなく、その他にも忌避成分がふんだんに含まれています。
そのためシナモンは蚊やハエ、ゴキブリだけでなく、アリやダンゴムシなど、あらゆる昆虫に対して非常に強い忌避効果があります。
まとめ
シナモンについて色々と書いてきましたが、改めて特徴を下記にまとめてみました。
- 甘みを引き立てる
- チャイで使われている
- 血行に良い
- 昆虫が寄り付かない
シナモンはとても用途が広く、まさに万能のスパイスともいえますね!